森林や木材の利用を学ぶ取組

木材の学習や利用を通して、森林(人工林)の保全や、防災(減災)についての教育(取組)

【令和3年度の取組】

作業の同時並行 技術【7年】 1月21日~

 春日山原始林を未来へつなぐ会さんから依頼のあった立て看板を、本棚の実習と並行して作る予定をしています。

 森の事をより身近に考えるきっかけとして、ナンキンハゼの端材でキーホルダーも作る予定なので、その作業をしました。

春日山原始林を通して、森の維持や木材加工をする授業始動!技術【7年】


本棚の組立 技術【7年】2月4日~


生徒の発表【中】12月22日

 技術の授業で配付した「木の利用について」の本を何度も読んでいたので、国語で森についての単元を学ぶ時、森について詳しかったそうです。


組立の前のけがき 技術【7年】12月10日


仮組立 技術【7年】11月19日


第30回奈良県教育産業フェア

 1学期に実施した防災出前授業について、奈良の木看板に掲示しました。


のこぎり 技術【7年】11月1日

吉野産の無垢のヒノキ。まさ目が美しく、木目が細かいです。

3Ⅾプリンタ製の模型を用意することで、完成時のイメージをより明確にし、けがきを進めていきます。

授業時間の関係で、実習の作品の模型を生徒がCADで作るのは難しいので、教師が模型を用意しました。


県産材を使った木材加工実習 技術【7年】10月15日

10月は、木材を使うこと(木づかい)を推進する「奈良の木づかい運動推進月間」です。

その事や、林業など木に携わる職業や減災・防災についても、板を渡すときに話をしていきます。

砂防・災害対策課による防災出前授業 技術【7年】 令和3年7月9日

 奈良県土砂災害・防災情報システムを活用して、通学路や地域についても調べました。

【令和2年度の取組】

なぜ、実習で県産材を使うのか?

①間伐など、林業を通して、しっかり人工林に手を入れしないと、土砂崩れの原因になる。

②土砂崩れで流れた木や、山に放置された間伐材は、増水の時、流され橋を破壊しかねない。

③土砂崩れの土砂は、川に流れ、川を埋めていくので、河口の都市部の水害の危険性をあげる。

など、防災や減災の観点を中心に話をしています。

本年度も比較のため、吉野産のヒノキの無垢材(細い板)と、産地不明のヒノキの集成材(大きい板)を使います。集成材は無節でフィンガージョイントを「こば」面にした良質のものを使っています。一方、吉野産の木目の細かさは特出しています。

・県民だより奈良 6月号(令和2年6月1日発行)の特集は、土砂災害や水害についてです。

 特集 災害は奈良にもやって来るんです~大切な人の命を守ろう~

 県民だより バックナンバー

【令和元年度の取組】

見て触ってこそ、その良さがわかる奈良の木(県産材)

木目の細かさは、写真ではなかなか伝わりません。だから、本物の木を使った電車のつり広告が大反響なのは納得できます。


 本校では、技術の実習で、ヒノキの県産材を使いその良さを実際に身近に体験しています。

 「ゆっくり、まっすぐ、知ってほしい、奈良ののこと」

 奈良の木ブランド課は、近鉄奈良線・難波線・阪神なんば線・阪神本線(近鉄奈良~神戸三宮 間)を運行する電車に吉野スギシートを用いた「奈良の木」ポスターを期間限定で掲出しています。

きめの細かい木目を前面にうちだした広告に、反響がおおきかったそうです。

 授業では、奈良県の森林や林業の現状についてや、11月上旬にベトナムのハノイとホーチミンの2か所で開催する「奈良ウッドセミナー」についてのお話なども話していただきました。

 カリキュラム・マネージメントを通して、教科学習とキャリア学習をどちらもする欲張りな企画です。

カリキュラム・マネージメント


未来に伝えたい奈良の魅力 「木」

 前述の出前授業を12月にしました。偶然、令和2年度、県立高校入試の国語の問題で、奈良の木を取り上げた大問が出題されました。


県産材を使った木材加工実習 技術【7年】

なぜ、実習で県産材を使うのか?

①間伐など、林業を通して、しっかり人工林に手を入れしないと、土砂崩れの原因になる。

②土砂崩れで流れた木や、山に放置された間伐材は、増水の時、流され橋を破壊しかねない。

③土砂崩れの土砂は、川に流れ、川を埋めていくので、河口の都市部の水害の危険性をあげる。

など、防災や減災の観点を中心に話をしています。

【平成30年度の取組】 学年表記は、平成31年3月の学年です。

奈良の木の立て看板贈呈式

・立て看板製作の様子【9年】

・机とイスの製作【当時8年(現9年)】


・県産材を使った木材加工実習②【7年】

 実習に使った3Dプリンタ製治具(クランプ)の配布について

・県産材を使った木材加工実習【7年】


・すのこの新調と、森林教育【7・8年】

・学校林の整備【中】

・記念品を使った授業【7・8年】

新学習指導要領「生きる力」を見据えて横断的、複合的な取組を心がけています。

・森林に対する課題について、地道に取り組みをしておりましたら、奈良県農林部から感謝状もいただきました。

・レーザーカッター加工を協力していただいた奈良高専が、奈良公園バスターミナルに常設された「奈良の木立て看板」をHPで紹介されました。


 奈良高専 https://www.nara-k.ac.jp/contribution/2019/04/post-168.html

登録日: 2019年3月27日 /  更新日: 2019年3月27日